2013年12月31日火曜日

よいお年をお迎えください。



























今年もあっという間に時が過ぎてゆきました。
2013年を振り返ると、夏と秋に展覧会、そして秋のワークショップをさせていただき
普段ひとり仕事してる自分にとって、たくさんの方にお会いできる機会が
何よりも嬉しい出来事でした。
来年もたのしい事ができたらなといろいろ考えております。


ありがたい事に仕事は忙しくたのしく取り組めた一年ではありましたが
うまく気分転換ができなかったのか、年齢的なこともあるのか?
体調面では絶不調な一年でありました。
身体を動かすことってほんとうに大事ですよね。
森へ海へ行って自然と触れることが何よりも大事だと思い知りました。
なにをするにも身体が資本、来年は思い立ったらすぐにコーミングに行って自然と戯れ
時には思う存分に休息して、身体を整えていきたいなと思っています。


皆さまにとっても来年は実り多き一年になりますように。
どうぞよいお年をお迎えください。

2013年12月23日月曜日

メリーウニクリスマスツリー。



























去年このガチョウの羽でできたアンティークのクリスマスツリーを手に入れてから
いつか作りたいと思っていたウニクリスマスツリー。

あまり整理できていない我が家のウニコレクションの中から
このツリーに合う小さめのウニたちを選別。

まるい正形ウニと、カシパンの不正形ウニ、そしてヒトデ(これも立派なウニの仲間なんですよ)も忘れずに。



























紫、黄色、ピンク。きれいな色が映えます。































ツリートップはベツレヘムの星(東方の三賢者を幼児キリストのもとに導いた星)の代用で
コブヒトデ。カッコイイ。



わたしたちが何気なく使っている星型の☆マーク
実はヒトデ(海星、starfish)が元になっているという話をご存知ですか?
古代エジプトのピラミッド内の天井画にヒトデが☆として一面に描かれており
これが星をあらわす元になったのだとか。
この事実を知ったとき、なんとも言えないゾクゾク感が背中を走りました。
このプリミティヴな五放射のモチーフであるヒトデを星に見立てた古代の人びとの感覚、
なんて興味深い話でしょう。



と、星とヒトデとこの世の不思議に思いを馳せつつ、ウニクリスマスツリー完成。






2013年12月19日木曜日

リンゴのツリー飾りのもうひとつの役目。




ツリーの飾り付けをしていて(一度に終わらせるのがもったいないので毎日ちょっとずつ飾り付けをしている)
ロウソクの取り付け方にふと疑問をもつ。

クリップ式のキャンドルホルダーをツリーの上の細い枝に取り付けると
斜めになったままでどうも格好が悪い。

木の種類(これはIKEAで購入した嬬恋産もみの木)や枝ぶりによっていろいろだから
仕方ないのかなあと思いながら重めのパン細工などを重りにバランスを取ってみる。
そして小さなリンゴを吊るそうとすると今度は重みで枝が大きくしなる。

バランスを見ながらロウソクを取り付けし
繊細なガラスのオーナメントを落とさないよう全体のバランスを見ながら配置する、、、
うーんなるほど、クリスマスツリーの飾り付けは大人の仕事だなあと納得。
(クリスマスツリーは24日の日に大人たちが飾り付けするもの。
全て準備が整ってから子どもたちを呼びよせ披露するのが古くからの習慣だそう)

飾り付けしたツリーがはじめて記録されたのは15世紀のドイツ フライブルクでのこと。
パン職人の信心会が聖霊救貧院にリンゴや洋梨、レープクーヘンやナッツ、
金色の紙飾りなどを付けたツリーを飾ったという記録が残っているそうです。
今のように物が豊かではない時代、後でとって食べられるものを考えて
飾り付けしたのがとても興味深いなあ。

古くからツリーの飾りとして使われていたリンゴはアダムとイヴの食べたリンゴであり
豊穣のシンボルでもありましたが
ロウソクの重しというもうひとつの役目もあったと知り
「そっかーなるほどー!」と目からウロコポロポロ。
ツリーの飾りはひとつずつ意味があるものだとは知っていましたが
知れば知るほどおもしろいクリスマスにまつわるエピソード。

というわけで、昔のツリーと同じように我が家ではロウソクの重しはリンゴを使うことに。
なかなかよい景色です。(クリスマスツリーの飾り付けはまだまだ続く)


***


リンドグレーン原作『やかまし村の春夏秋冬』(1987年スウェーデン)の映画の中で
クリスマスツリーに赤いリボンでリンゴを吊るすシーンが登場します。
この映画では子どもたちが飾りつけを手伝っていますね。
ハートや国旗のオーナメントが北欧ならでは。
夜空に瞬く星のようなロウソクがたくさん灯されたツリーにため息。
自然の息吹、穏やかに流れる時間、普遍の美がたくさん詰まった宝箱のような映画。
またDVD借りて観ようかな。









2013年12月17日火曜日

パン細工オーナメントの保管方法。





いくつか問い合わせがありましたので
パン細工オーナメントの保存方法を書いておきますね。

チェコの作家さんからはとくに保存に関しての注意点は聞いていませんが
夏場は高温多湿になる日本、やはりちょっと心配という方もいらっしゃると思います。

我が家の場合ですが、乾燥剤なしで普通にキャビネットにいれて保管していました。
写真のパン細工は一年半前に送ってもらったものですが
カビなどの心配はなく問題はありませんでした。
ただ、極端に高温多湿の部屋にずっと置いていた場合は
どうなるかはわかりませんので、心配な方は乾燥剤と一緒に箱にいれて
保管していただくのが良いかと思います。

(どういう現象なのかはわかりませんが
試しに何日か冷蔵庫にいれてみたら色が少し白っぽく変わったことがありました。
やはり常温で置いておくほうが良い気がします)


薄紙やぷちぷちなどの梱包剤でくるんで箱の中で動かないように
していただくと破損の心配も少なくなります。
長持ちはするけど衝撃に弱いパン細工、
ぜひ長く愛用していただければなと思っています。

あ、あと、犬猫のいるおうちは食べられないように気をつけてください。
うちの猫は普通のパンは全く見向きもしないのですが
お酢の匂いがぷーんとするこの固いパン細工がなぜか大好物。
目を離したすきに何度バリバリやられたことか、、、








販売終了いたしました。




























2013年度のパン細工オーナメントの販売が終了いたしました。
たくさんのご注文ありがとうございました。
毎年少しずつコレクションを増やしていきたいというお客さまや
プレゼントに選んでくださるお客さまもいらっしゃいました。
直前で思いついたクリスマスBOXは材料の都合上5個しか用意できず、、、
ご希望に添えなかった方申し訳ございません。
来年はもう少し余裕を持って準備に取りかかりたいと思います。

そして来年もチェコのお母さんにお願いしてまた作ってもらいたいなあと
思っておりますので(作る手間、ひとつひとつの梱包の手間を考え
作家さんの負担になりすぎない数をう〜んと悩みながら発注しています。
わたしも作り手であるので、そこはよくわかるので)
また楽しみに待っていてくださいね。

怒濤の発送作業も一段落しましたので、
我が家も生木のクリスマスツリーを出して
(本場は24日にツリーを飾り1月6日の公現祭まで飾られる)
少しずつ集めたオーナメントを飾り付けをしようかな。
この準備段階がいちばんのたのしみでなんですよね。

去年のツリーはこんな感じでした。
今年も100年前のクリスマスをテーマにロウソクを灯します。

2013年12月9日月曜日

クリスマス第二弾、今晩20時より。



























クリスマス第二弾、今晩20時より注文受付開始いたします!
ただいまプレビュー中です。
(パン細工オーナメントをご注文の方でまだ発送前の方は一緒にお送りすることができます)

クリスマス本場のドイツからはキュートなガラスのキノコが。
他にも古いオーナメントや可愛い仕掛け絵本をご用意していますのでぜひご覧ください。



チェコのパン細工オーナメントにもたくさんのご注文ありがとうございます!
ただいまコツコツ梱包・発送作業しておりますので、到着までしばらくお待ちくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。



2013年12月6日金曜日

本日20時より注文受付開始いたします。






















































お待たせしておりましたチェコのパン細工オーナメントが今年も入荷いたしました!
絵本の中から飛び出してきそうな表情豊かな動物たち、今年も可愛い!
繊細で丁寧な仕事ぶりにいつも頭が下がります。

遠い昔には子どもの玩具だったパン細工。
きっとより単純なかたちで簡単には壊れないよう工夫して作っていたんだろうなとか
玩具箱に無造作にいれられていた時代を想像したり。
作り手がどんどん減っている今、
この名もなき職人たちが生み出した芸術が途絶えることなく続いて欲しいと
願わずにはいられません。
人の手で作られた素朴であったかい時代のチェコの民芸品に
ぜひ触れていただけたら嬉しいです。

今年は、松ぼっくりを抱えたリスや木登りリス、小さなアヒルや悪魔も仲間入り。
(チェコでは毎年、聖ミクラーシュのお祭りの前日12月5日に
聖ミクラーシュとその従者である天使と悪魔が子どものいる家庭をまわるのだそう。
一年間良い子にしていたら天使からご褒美、
悪い子にはコワイ悪魔から炭をプレゼントされるそうです。
(顔に炭を塗られることも!)。
鎖じゃらじゃら、不気味なツノと長い舌で子どもを震え上がせる悪魔ですが、
パン細工はかなりほんわかどぼけた雰囲気。
海外版なまはげにとても興味があるわ!という奇特な方にも激しくオススメです。


パン細工は水分を飛ばすように低温でゆっくり焼きしめた固いパンで
持ちはすごくいいのですが、動物の細い足やリスの耳など繊細なつくりの部分は衝撃に弱く、
前回かなりの数が商品にならず泣く泣く破棄しました。
今回は梱包はより丁寧にとお願いしたので、前回よりもダメージは少なくなりましたが、
やはりある程度の破損は仕方ないようです。
皆さまには大変申し訳ありませんが、今回から円安とある程度の破損分を考慮し、
一部価格見直しをしておりますので、何卒ご了承くださいませ。
今回は難ありコーナーも設けましたので、ぜひぜひ。

LAVVO Web Shopにて、
本日午後よりプレビュー、20時よりご注文受付を開始いたします。
(申し訳ございませんが、不平等を無くすためフライングは受け付けませんのでご注意ください〜)
クリスマスBOXや森の中のリスなど、在庫が少ないものもありますので
気になる方は早めにチェックしてくださいね。

近日中に、ドイツやロシアのヴィンテージ吹きガラスのオーナメント、
飛び出す絵本もアップいたします!